ヒーラー養成講座の生徒さんから、私が本番でやっているヒーリングの進め方を見たい、というリクエストがありましたので、収録してメインチャンネルへアップしたんですね。
興味のある方は、ぜひご覧ください。
私はヒーリングに入る前のヒアリングに時間をかけます。
施術全体の時間配分としては、ヒアリングが7割、残り3割がヒーリングというのが多いですね。
ヒーリング中も気づいたことがあれば、さらにヒアリングを重ねていくこともあります。
なぜ、このような時間配分なのかと言いますと、この症状の原因となっているのは何なのか?と言うのを調べるのが、施術において最も大切だからです。
腰が痛い、というクライアントへ、そのまま腰にヒーリングして、はい、終了、、とはなりません。
なぜなら、腰を痛くした原因がわからなければ、再び腰を痛める可能性があるからです。
日中、事務仕事で1日の大半を過ごしている人であれば、お尻の筋肉や、ふとももの筋肉が、ずっと緊張している状態でしょうし、上半身と下半身のバランスが悪くなっているので、要となる腰に負担がかかっているであろうことは、容易に想像できます。
こういう人へ、腰にだけヒーリングしても、再び腰痛になる可能性が高いということは、わかりますよね。
このようにクライアントの生活環境や、行動習慣、食事など、様々な事を聞くことで、今のクライアントの体を作り出しているものが見えてくるんですよね。
もちろん、体だけではなくて、心も同様です。
ヒーリングのお仕事に慣れてくると、1を聞いただけで、原因が見えてくるようになります。
経験が増えれば、増えるほど、「あー、ここが原因だな」というように見えてくるものです。
これはヒーリングに限らず、施術家全般に言えることですかね。
また、ヒーリングのような見えない世界を扱っていると、相手の思考や、行動パターンが、「透視」という名で、ありありと見えてきます。
不調の原因となっている行動習慣とか、今の負の思考を作り出してしまった、子供の頃の両親との関係性とか。
でも、この予測のもと、施術を進めていくのは危険です。
なぜなら、まだまだ施術者の、妄想の域を出ていないからです。
私たちは、情報空間という、ふわふわした、目に見えないものを扱っているからこそ、地面にしっかりとした根っこをはって、施術にあたりたいんですよね。
この地面にねっこをはるための、前段のクライアントとのヒアリングがあるんです。
クライアントの口からでた内容と、情報空間の情報が結びつき、ガッチリと地面に根がはるんですね。
これで施術のほとんどが完了です。
これで施術が終わる場合もあります。
それは、クライアントとヒアリングする中で、ぼんぼん式神が飛び交うからですね。
式神というのは、施術者の分身のようなもの、助手のようなものですね。
本体はヒアリング、式神は、ヒアリング内容に基づいた予測を、検証するためのヒーリング。
このような役割分担で進むので、式神だけで施術が終わる場合もあるんですね。
ヒアリングが終われば、あとは、その結果に基づいてヒーリングをするだけなので、やはりヒアリングは私の施術の中で、なくてはならないものなのですよね。
これは、どんなに見えない世界を感知する能力が高まっていったとしても、変わることのない施術スタイルなのではないかと思いますね。
ヒーリングの大部分は謎解きが占める。
ヒーラーさんの参考になればと思います。